MUNクライアントから、オンプレミス版MUNサーバへの接続

目次

  概要
  MUNクライアントのMonobitServerSettings.asset を選択する
  ServerSettings の変更
  UnityEditor上での動作確認と、各種プラットフォーム向けのバイナリ生成


概要

オンプレミス版MUNサーバに対し、MUNクライアントから接続する方法について

  ここでは、起動させたMUNサーバに対し、MUNクライアントから接続する方法について触れます。

  事前に、MUNのサーバプロセスについて、ターミナル上で
# ./server.sh start
  を実行し、サーバが起動している状態にしてください。



MUNクライアントのMonobitServerSettings.asset を選択する

UnityEditor 上で MonobitServerSettings.asset を選択する

  オンプレミス版のMUNサーバに接続するためには、UnityEditor上にて、MonobitServerSettings.asset の設定変更が必要です。
  まずは MonobitServerSettings.asset を選択しましょう。

  MUNクライアントのプロジェクトが開いている状態で、Unity のメニューから
  [Window] > [Monobit Unity Networking] > [Pick Up Settings] を選択してください。

  すると、Assets/Monobit Unity Networking/Resources 内にある MonobitServerSettings.asset が選択されます。


ServerSettings の変更

Host Type を「Self Server」に変更する

  MonobitServerSettings.asset の Inspector にある項目のうち、[Server Setting] > [Host Type] の項目について、
  デフォルトの「Mun Test Server」から「Self Server」に変更します。

MUNサーバのプロセスを動作させているLinuxサーバのIP Address を設定する

  Host Type について「Self Server」に変更すると、新たに

     ・ [Server Setting] > [IP Address]
     ・ [Server Setting] > [Port]

  の2項目が追加されます。まずは IP Address の設定を行ないますが、
  この項目には MUNサーバプロセスを動作させている Linux サーバの IP アドレスを設定してください。

server.sh にて 「RESOLVER_LISTENING_CLIENT_PORT_BASE」 の代入値に設定されている値を、Port を設定する

  続けて [Server Setting] > [Port] の項目についてですが、この項目は server/cpp/server.sh に記述されている
  56 行目付近の「RESOLVER_LISTENING_CLIENT_PORT_BASE」の代入値として設定されている値を使います。

  デフォルト設定では、以下のように「9001」が代入値として設定されています。

  この値を [Server Settings] > [Port] に指定してください。


UnityEditor上での動作確認と、各種プラットフォーム向けのバイナリ生成

UnityEditor上での動作確認

  MonobitServerSettings.asset の設定さえ済ませてしまえば、あとは既存のサンプルが「オンプレミス版MUNサーバ」を通じて実行されるだけです。
  それぞれ以下のサンプルについて、動作させてみてください。

      ・ NonProgramming サンプル
      ・ SimpleChat サンプル
      ・ RandomMatchingReconnect サンプル
      ・ KeyValueSearch サンプル
      ・ NumericMatching サンプル
      ・ RoomFilter サンプル
      ・ SearchPlayer サンプル

  もちろん、上記サンプルだけでなく、自身で作成されたオリジナルのMUNのシーンファイルについても、
  特にシーン/プレハブ/スクリプトの変更なしで、オンプレミス版MUNサーバへの接続が可能です。

各種プラットフォーム向けのバイナリ生成、および実行

  これも MonobitServerSettings.asset の設定さえ済ませてしまえば、各種プラットフォーム向けにビルドした
  バイナリデータは、「オンプレミス版MUNサーバ」に接続されるように変更されます。

  各種プラットフォーム向けのバイナリ生成&実行方法については以下のページを参照してください。

      ・ Windows 版のビルド、および実行手順
      ・ MacOSX & macOS Sierra 版のビルド、および実行手順
      ・ Android 版のビルド、および実行手順
      ・ iOS 版のビルド、および実行手順