MUNサーバのビルド・実行・停止
目次
概要
MacOSXサーバのIPアドレスを調べる
MUNサーバ内の「server.sh」について、 MacOSX マシンのIPアドレスに設定する
MUNサーバをビルドするためのパーミッション設定の変更
MUNサーバのプロセスをビルドする
MUNサーバのプロセスを実行する
MUNサーバのプロセスを停止する
server.sh を利用して、MUNサーバのプロセスのビルド・実行・停止を行ないます。
ここでは頒布されている MUN サーバパッケージの server/cpp ディレクトリ内に存在する server.sh を利用して、
MUN のサーバプロセスをビルド・実行・停止する方法について触れます。
MacOSX マシンのIPアドレスを調べる▲
IPアドレスを取得するコマンドの実行
MUNサーバパッケージを配置するにあたり、事前に MacOSX マシンの IP アドレスを調べる必要があります。
ターミナルを開き、以下のコマンドを入力して調べてください。
$ ifconfig
MUNサーバ内の「server.sh」について、 MacOSX マシンのIPアドレスに設定する▲
MacOSX マシンのIPアドレスを設定し、「MUNクライアントが接続するIPアドレスの公開」を行なう
MacOSX マシンのIPアドレスを調べたら、MUNサーバのパッケージ内にある server/cpp/server.sh をテキストエディタで開き、
その 45 行目 ~ 47 行目付近にある
PROXY_PUBLIC_ADDR="0.0.0.0"
RESOLVER_PUBLIC_ADDR="0.0.0.0"
ROOM_PUBLIC_ADDR="0.0.0.0"
について、代入値である 0.0.0.0 を、MacOSXサーバのIPアドレスに書き換えます。
例えば MacOSX マシンのIPアドレスが「192.168.1.14」の場合、
PROXY_PUBLIC_ADDR="192.168.1.14"
RESOLVER_PUBLIC_ADDR="192.168.1.14"
ROOM_PUBLIC_ADDR="192.168.1.14"
と書き換えます。
MUNサーバをビルドするためのパーミッション設定の変更▲
server.sh でMUNサーバの運用を行なうためのアクセス権限を変更する
続けて、ターミナルで以下のコマンドを入力し、MUNサーバパッケージの server/cpp ディレクトリをカレントディレクトリに設定してください。
$ cd MUNサーバパッケージの解凍先ディレクトリ/server/cpp
カレントディレクトリに移動したら、ターミナル上で以下のコマンドを順に入力し、MUNサーバのビルドおよび実行のために使用する
server.sh を実行するためのアクセス権の設定を行ないます。
$ bash setup.sh
MUNサーバのプロセスをビルドする▲
server.sh で「デバッグモード」でビルドする
続けて以下のコマンドを入力することで、MUNサーバのプロセスについて「デバッグモード」でのビルドが可能です。
$ ./server.sh debug
コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
Linking CXX executable mun_master
Linking CXX executable mun_resolver
Linking CXX executable mun_proxy
Linking CXX executable mun_room
の表記がなされれば成功です。
※ おそらく画面表示の都合上、mun_master および mun_resolver のログは流れてしまい、
mun_proxy と mun_room のみ閲覧できる程度だと思いますが、おおむね問題ありません。
server.sh で「リリースモード」でビルドする
ちなみに、ターミナル上で以下のコマンドを入力することで、MUNサーバのプロセスについて「リリースモード」でのビルドが可能です。
ただし、MUNサーバについては「デバッグモード」と「リリースモード」の違いはlibsql(SQLite3拡張ライブラリ)のみで、他の挙動に対する違いは現れません。
$ ./server.sh release
server.sh で、実行ファイルも含め、ビルドの中間ファイル等をすべて「クリーンアップ」する
ターミナルから以下のコマンドを入力することで、ビルド時に生成されたデータについて、実行ファイルを含めすべてクリーンアップします。
# ./server.sh clean
MUNサーバのプロセスを実行する▲
server.sh でMUNサーバを起動する
ターミナルから以下のコマンドを入力することで、MUNサーバのプロセスが起動します。
# ./server.sh start
MUNサーバのプロセスを停止する▲
server.sh でMUNサーバを停止する
ターミナルから以下のコマンドを入力することで、 MUNサーバのプロセスが停止します。
# ./server.sh stop