ボイスチャットの主要機能について

目次

  概要
  ボイスチャットが実行できる環境について
  ボイスチャットの実行の流れ


概要

ボイスチャットの簡易仕様について説明します

  ここでは、「VRボイスチャット」のパッケージに含まれるボイスチャット機能について、その仕様を簡単に説明いたします。


ボイスチャットが実行できる環境について

ボイスチャットが利用可能になる条件

  ボイスチャットを利用するためには、以下の条件を満たす必要があります。
1. ハードウェア要件として、Windows または Mac を使用する場合、その OS で利用可能な音声入力デバイス(マイク)を所有していること。
2. 事前に、自身が操作するキャラクタオブジェクト(プレハブ)に対し、MonobitVoice 関連コンポーネントをアタッチしていること。
3. MUN の機能を使い、MUNサーバに接続しており、ルームに入室した上で、
  自身が操作するキャラクタオブジェクトをネットワーク越しに出現させた状態であること。
  1. につきましては、家電量販店などで取り扱っているものを御用意ください。
  (お使いのPCに対応している機器であれば、問題なく動作いたします。)

  2. につきましては、ボイスチャットの導入方法をご覧ください。

  3. につきましては MUN の機能ですが、最低限以下のプロセスを実行する必要があります。
  (以下のリンクでも簡易的に触れてはいますが、出来る事ならば、事前に MUN のパッケージ、
   およびドキュメントに触れ、理解しておくことをお勧めいたします。)

    ■ プログラミング・主要機能 (MUN) > サーバへの接続
    ■ プログラミング・主要機能 (MUN) > ルームの作成
    ■ プログラミング・主要機能 (MUN) > ルームへの入室
    ■ プログラミング・主要機能 (MUN) > ネットワーク越しのオブジェクトの生成

  なお、3. につきましては、以下のサンプルでも確認できますので、実装方法の参考にしてください。

    ■ ボイスチャット・サンプル (RandoMatchingReconnected & VoiceChat) > サンプル概要
    ■ ボイスチャット・サンプル (RandoMatchingReconnected & VoiceChat) > MUN 版 RandomMatcingReconnected との違いについて


ボイスチャットの実行の流れ

内部処理に関する簡易的な説明

  ボイスチャットの基本的な制御は、以下の通りです。
1. 音声入力デバイス(マイク)による録音
2. 録音した音声データをバイナリデータにエンコード
3. エンコードしたデータをMUNサーバに送信
4. MUNサーバから、同一ルームに入室している全クライアントに一斉送信
5. 受信したMUNクライアント側で、バイナリデータを再生できる音声データとしてデコード
6. デコードした結果を、音声出力デバイス(スピーカー、ヘッドフォンなど)にて再生
  音声データの送受信については、MUNの機能をそのまま活用しています。
  また、音声データのエンコード/デコード処理として、Opus コーデックを採用しております。

    参考資料: Opus コーデックのAPIについての詳解

  なお上記内部処理については、後述のボイスチャットの導入方法に従うことで、
  プログラムとして実装することなく、自動化されたコンポーネント処理内にて実行することが可能です。