mun_roomのサーバプロセスの実行

目次

  概要
  mun_room のソリューションファイルを起動する
  VisualStudio でビルド&実行する


概要

ルーム入室中のMUNクライアントに対する各種送受信処理を受け持つサーバ

  最後に4つ目のサーバプロセスとして、「mun_room」のサーバプロセスを起動します。

  mun_room のサーバプロセスは、mun_proxy とは異なり、こちらはルーム入室中の状態にあるMUNクライアントに関して
  各種要求(問い合わせ)に対し適宜処理するためのサーバです。
  mun_master に対するリレーサーバの役割を果たすこともありますが、ほとんどのルーム内メッセージについて自身で処理します。

  mun_room が行なう対MUNクライアントとの通信処理の中には、以下のようなものがあります。
    ・ オブジェクトの同期手続き
    ・ 各種RPCメッセージの送受信手続き
  他にも様々ありますが、代表的な部分では上記2点です。
  しかし、その通信頻度の高さから、MUNクライアントに対する通信比重が最も高くなるのが mun_room の特徴です。

  mun_room のサーバプロセスは「事前に mun_master のサーバプロセスが起動していること」が前提で動くことになりますので、
  必ず事前に mun_master のサーバプロセスを実行状態にしてください。
    ※ 手順としては4番目としていますが、実際には mun_resolver および mun_proxy サーバとの相関性はありませんので、
      mun_room のサーバプロセスの実行タイミング的には「mun_resolver および mun_proxy の起動前」でも問題ありません。


mun_room のソリューションファイルを起動する

自身が使用する VisualStudio に合わせ、適切な mun_room のソリューションファイルを起動する

  他の3プロセスと同様、mun_room のサーバプロセスを起動させるための VisualStudio のソリューションファイル(.sln)についても、
  インストールしている VisualStudio が 2010/2012/2013/2015 のいずれかによって、起動するソリューションファイルは異なります。

  mun_room のソリューションファイルは server/cpp/mun_room 内に以下のように格納されていますので、
  インストールされている VisualStudio の形式に沿って開いてください。
server
  └ cpp
    └ mun_room
        ├ mun_room_vs2010.sln … VisualStudio 2010 で動作させる場合
        ├ mun_room_vs2012.sln … VisualStudio 2012 で動作させる場合
        ├ mun_room_vs2013.sln … VisualStudio 2013 で動作させる場合
        └ mun_room_vs2015.sln … VisualStudio 2015 で動作させる場合


VisualStudio でビルド&実行する

F5キーを押して「デバッグして実行」する

  VisualStudio が起動すれば、汎用的な VisualStudio でのビルド&実行方法に倣って mun_room を起動します。
  一般的には F5キー(デバッグして実行)がケースとして多いと思いますので、そちらを推奨いたします。

  ビルド&実行後、以下のようなコンソールウィンドウが表示されれば、ひとまず完了です。次に進みましょう。