mun_proxyのサーバプロセスの実行

目次

  概要
  mun_proxy のソリューションファイルを起動する
  VisualStudio でビルド&実行する


概要

ルーム未入室時のMUNクライアントに対する各種送受信処理を受け持つサーバ

  mun_master, mun_resolver に引き続き、「mun_proxy」のサーバプロセスを起動します。

  前述の mun_resolver の説明で少し触れましたが、mun_proxy のサーバプロセスは、ルーム未入室の状態にあるMUNクライアントに関して
  各種要求(問い合わせ)に対し適宜処理するためのサーバで、かつ mun_master に対するリレーサーバの役割を果たします。

  mun_proxy が行なう対MUNクライアントとの通信処理の中には、以下のようなものがあります。
    ・ 認証IDを伴うMUNサーバ接続チェック
    ・ MUNサーバのシステム全体に対しユニーク値を取る「MUNクライアントID」の発行手続き
    ・ ロビー入退室手続き
    ・ ルーム入室要求、および退室後のロビー再入室手続き
    ・ ロビーに属するルーム 一覧情報の取得手続き
    ・ 接続プレイヤー検索手続き
        (以上、代表的な部分を挙げており、これ以外の処理も存在します。)

  mun_proxy のサーバプロセスは「mun_master および mun_resolver のサーバプロセスが起動していること」が前提で動くことになりますので、
  必ず事前に mun_master, mun_resolver のサーバプロセスを実行状態にしてください。


mun_proxy のソリューションファイルを起動する

自身が使用する VisualStudio に合わせ、適切な mun_proxy のソリューションファイルを起動する

  mun_master, mun_resolver と同様、mun_proxy のサーバプロセスを起動させるための、VisualStudio のソリューションファイル(.sln)についても、
  インストールしている VisualStudio が 2010/2012/2013/2015 のいずれかによって、起動するソリューションファイルは異なります。

  mun_proxy のソリューションファイルは server/cpp/mun_proxy 内に以下のように格納されていますので、
  インストールされている VisualStudio の形式に沿って開いてください。
server
  └ cpp
    └ mun_proxy
        ├ mun_proxy_vs2010.sln … VisualStudio 2010 で動作させる場合
        ├ mun_proxy_vs2012.sln … VisualStudio 2012 で動作させる場合
        ├ mun_proxy_vs2013.sln … VisualStudio 2013 で動作させる場合
        └ mun_proxy_vs2015.sln … VisualStudio 2015 で動作させる場合


VisualStudio でビルド&実行する

F5キーを押して「デバッグして実行」する

  VisualStudio が起動すれば、汎用的な VisualStudio でのビルド&実行方法に倣って mun_proxy を起動します。
  一般的には F5キー(デバッグして実行)がケースとして多いと思いますので、そちらを推奨いたします。

  ビルド&実行後、以下のようなコンソールウィンドウが表示されれば、ひとまず完了です。次に進みましょう。