【目次】
概要
ツールの入手
使用方法
モノビットエンジンでは、クライアント⇔サーバ間、あるいはサーバ⇔サーバ間でメッセージを送受信する際、
RPCを用いたプログラミングで実現をします。
※ RPC(remote procedure call、リモートプロシージャコール)
ネットワークによって接続された他のコンピュータ上でプログラムを呼び出し、
実行させるための手法となります。
RPCによるメッセージ送受信を実装するためには、RPCを利用するためのスタブコードを
クラスに継承させて使用します。
このスタブコードを吐き出すためのツールが「RPCソースファイルコンバータ」となります。
ツールの入手▲
RPCソースファイルコンバータ「mbrpcgen」は、クラスに継承させて使用する、スタブコードを吐き出すツールです。
当ツールはRubyで書かれており、RPC定義ファイルもruby文法で記述されています。
また、現在、RPC定義ファイルの文字コードは、utf-8(BOM無し) 固定となっています。
そのため、mbrpcgen を使用するための各種ツールを入手しておく必要があります。
■ Ruby のインストール
Downloads - RunyInstaller から、最新版をダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行し、指示に従ってインストールを進めます。
なお「インストール先とオプションの指定」では「Rubyの実行ファイルへ環境PATHを設定する」と「.rbと.rbw ファイルをRubyに関連付ける」に
チェックを入れてください。
■ nkf の入手
コマンドプロンプトで utf-8 の文字コードを利用するため nkf(Network Kanji Filter)を導入します。
nkf.exe nkf32.dll Windows用から入手します。
「このソフトを今すぐダウンロード」のリンクをクリックしてnwfwin.zipファイルを入手し、適当な場所に解凍します。
解凍後、その中の vc2005/win32(98,Me,NT,2000,XP,Vista,7)ISO-2022-JP/nkf.exe を
prefork_battle_matching_lite/tools/rpcフォルダにコピーします。
使用方法▲
■ RPCソースファイルコンバータの使い方
コマンドプロンプト(cmd.exe)上から、以下の書式で実行します。
ruby -Ku ./mbrpcgen.rb <出力フォルダ名> <ファイル名接頭辞> <RPC定義ファイル(スペースで区切って複数指定可)>
(例)
ruby -Ku ./mbrpcgen.rb ./output Test ./sample.rb ./sample2.rb
(実行結果)
カレントディレクトリに output ディレクトリを作成し、
その下に Test_*.cpp 等のソースファイル群が吐き出されます。
なお、prefork_battle_matching_lite サンプル上では
prefork_battle_matching_lite/tools/rpc/convert.bat のバッチにも同様のコマンドが記述されています。