MUN サーバのビルド・実行・停止

目次

  概要
  MUN サーバプロセスのビルド
  MUN サーバプロセスの実行
  MUN サーバプロセスの停止
  MUN サーバプロセスのクリーンアップ


概要

各種サーバ環境における、サーバプロセスのビルド・実行・停止を行ないます。

  このページでは、頒布されている MUN サーバパッケージの事前構築が完了した状態で、
  どのような手順でサーバプロセスのビルド・実行・停止を行なうのかについて説明いたします。


MUN サーバプロセスのビルド

ソースコードからMUN サーバプロセスを生成する

  まずは、MUN サーバプロセスのビルドを行ないます。

  ビルド手順については、以下のうち各種環境に応じたパネルをクリックして、指示通りに進めてください。


  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで「DEBUGモード」でのビルドが可能です。
# cd /opt/server/cpp
# bash setup.sh
# ./server.sh debug

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
Linking CXX executable mun_master
Linking CXX executable mun_resolver
Linking CXX executable mun_proxy
Linking CXX executable mun_room
  の表記がなされれば成功です。
    ※ おそらく画面表示の都合上、mun_master および mun_resolver のログは流れてしまい、
      mun_proxy と mun_room のみ閲覧できる程度だと思いますが、おおむね問題ありません。



  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで「RELEASEモード」でのビルドが可能です。
  ただし、MUNサーバについては「デバッグモード」と「リリースモード」の違いはlibsql(SQLite3拡張ライブラリ)の挙動のみで、
  他の挙動に対する違いは現れません。
# cd /opt/server/cpp
# bash setup.sh
# ./server.sh release

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
Linking CXX executable mun_master
Linking CXX executable mun_resolver
Linking CXX executable mun_proxy
Linking CXX executable mun_room
  の表記がなされれば成功です。
    ※ おそらく画面表示の都合上、mun_master および mun_resolver のログは流れてしまい、
      mun_proxy と mun_room のみ閲覧できる程度だと思いますが、おおむね問題ありません。



  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力します。
# cd /opt/server/csharp
# bash setup.sh

  コマンド入力後、MUNサーバ起動に必要となるJSONライブラリの導入がなされます。

  上記確認後、更にLinux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで「DEBUGモード」でのビルドが可能です。
# ./mun_dotnet_core.sh debug



  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力します。
# cd /opt/server/csharp
# bash setup.sh

  コマンド入力後、MUNサーバ起動に必要となるJSONライブラリの導入がなされます。

  上記確認後、更にLinux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで「RELEASEモード」でのビルドが可能です。
  ただし、MUNサーバについては「デバッグモード」と「リリースモード」の違いはlibsql(SQLite3拡張ライブラリ)の挙動のみで、
  他の挙動に対する違いは現れません。
# ./mun_dotnet_core.sh release



  Windows サーバ環境の場合、VisualStudio 上でビルド&実行を同時に行なうことが可能です。
  VisualStudio 上でビルドする場合には、後述の MUN サーバプロセスの実行 をご覧ください。

  VisualStudio を起動させず、コマンドラインから実行させたい場合には以下の方法でビルド&実行を行なってください。

  現在 Windows 向けの C++ 版 MUN サーバについては、VisualStudio 上でのみビルド&実行を行なうことが可能です。
  後述の MUN サーバプロセスの実行 をご覧ください。

  Windows サーバ環境の場合、VisualStudio 上でビルド&実行を同時に行なうことが可能です。
  VisualStudio 上でビルドする場合には、後述の MUN サーバプロセスの実行 をご覧ください。

  VisualStudio を起動させず、コマンドラインから実行させたい場合には以下の方法でビルド&実行を行なってください。

  PowerShell または コマンドプロンプト上から、以下のコマンドを入力することで
  「DEBUGモード」でのビルドが可能です。
> cd [mun_dotnet_core.shのあるディレクトリ]
> .\mun_dotnet_core.bat debug

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
Build success.
  の表記が4回なされれば成功です(ログがゆっくり流れますので、目視で確認できるかと思います)。



  PowerShell または コマンドプロンプト上から、以下のコマンドを入力することで
  「RELEASEモード」でのビルドが可能です。
> cd [mun_dotnet_core.shのあるディレクトリ]
> .\mun_dotnet_core.bat release

  コマンド入力後、MUNサーバ起動に必要となるJSONライブラリの導入がなされます。
  更にターミナルから、以下のコマンドを入力することで「RELEASEモード」でのビルドが可能です。

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
Build success.
  の表記が4回なされれば成功です(ログがゆっくり流れますので、目視で確認できるかと思います)。



  ターミナルから、以下のコマンドを入力することで「DEBUGモード」でのビルドが可能です。
$ cd [server.shのあるディレクトリ]
$ bash setup.sh
$ ./server.sh debug

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
Linking CXX executable mun_master
Linking CXX executable mun_resolver
Linking CXX executable mun_proxy
Linking CXX executable mun_room
  の表記がなされれば成功です。
    ※ おそらく画面表示の都合上、mun_master および mun_resolver のログは流れてしまい、
      mun_proxy と mun_room のみ閲覧できる程度だと思いますが、おおむね問題ありません。



  ターミナルから、以下のコマンドを入力することで「RELEASEモード」でのビルドが可能です。
  ただし、MUNサーバについては「デバッグモード」と「リリースモード」の違いはlibsql(SQLite3拡張ライブラリ)の挙動のみで、
  他の挙動に対する違いは現れません。
$ cd [server.shのあるディレクトリ]
$ bash setup.sh
$ ./server.sh release

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
Linking CXX executable mun_master
Linking CXX executable mun_resolver
Linking CXX executable mun_proxy
Linking CXX executable mun_room
  の表記がなされれば成功です。
    ※ おそらく画面表示の都合上、mun_master および mun_resolver のログは流れてしまい、
      mun_proxy と mun_room のみ閲覧できる程度だと思いますが、おおむね問題ありません。



  ターミナルから、以下のコマンドを入力します。
$ cd [mun_dotnet_core.shのあるディレクトリ]
$ bash setup.sh

  コマンド入力後、MUNサーバ起動に必要となるJSONライブラリの導入がなされます。
  更にターミナルに以下のコマンドを入力することで「DEBUGモード」でのビルドが可能です。
$ ./mun_dotnet_core.sh debug

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
Build success.
  の表記が4回なされれば成功です(ログがゆっくり流れますので、目視で確認できるかと思います)。



  ターミナルから、以下のコマンドを入力します。
$ cd [mun_dotnet_core.shのあるディレクトリ]
$ bash setup.sh

  コマンド入力後、MUNサーバ起動に必要となるJSONライブラリの導入がなされます。
  更にターミナルから、以下のコマンドを入力することで「RELEASEモード」でのビルドが可能です。
  ただし、MUNサーバについては「デバッグモード」と「リリースモード」の違いはlibsql(SQLite3拡張ライブラリ)の挙動のみで、
  他の挙動に対する違いは現れません。
$ ./mun_dotnet_core.sh release

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
Build success.
  の表記が4回なされれば成功です(ログがゆっくり流れますので、目視で確認できるかと思います)。




MUN サーバプロセスの実行

MUN サーバプロセスを実行し、サーバを起動する

  MUN サーバの実行手順については、以下のうち各種環境に応じたパネルをクリックして、指示通りに進めてください。


  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが起動します。
# cd /opt/server/cpp
# ./server.sh start

  コマンド入力後、以下のログが表示され、サーバプロセスが起動します。



  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが起動します。
# cd /opt/server/csharp
# ./mun_dotnet_core.sh startd

  コマンド入力後、以下のログが表示され、サーバプロセスが起動します。



  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが起動します。
# cd /opt/server/csharp
# ./mun_dotnet_core.sh startr

  コマンド入力後、以下のログが表示され、サーバプロセスが起動します。





  まず初めに起動させなければならないのは、「mun_master」と呼ばれるサーバプロセスです。

  このプロセスは MUN サーバの中核であり、接続しているMUNクライアントや、サーバ上で構成されるロビーやルームの情報を
  一括で管理するデータベースの役割を果たします。
  これ以外のサーバプロセスは(後述のmun_resolverを除き)mun_masterが起動していることが前提で動くことになりますので、
  必ず初めに起動させてください。

  また、mun_master のサーバプロセスを起動させるために、VisualStudio のソリューションファイル(.sln)を立ち上げますが、
  インストールしている VisualStudio が 2010/2012/2013/2015 のいずれかによって、起動するソリューションファイルは異なります。
  事前に「現在インストールしているVisualStudioの年度バージョンは何か」を調べておいてください。

  調べた上で、mun_master のソリューションファイルを起動しましょう。
  mun_master のソリューションファイルは server/cpp/mun_master 内に以下のように格納されていますので、
  インストールされている VisualStudio の形式に沿って開いてください。
server
  └ cpp
    └ mun_master
        ├ mun_master_vs2010.sln … VisualStudio 2010 で動作させる場合
        ├ mun_master_vs2012.sln … VisualStudio 2012 で動作させる場合
        ├ mun_master_vs2013.sln … VisualStudio 2013 で動作させる場合
        ├ mun_master_vs2015.sln … VisualStudio 2015 で動作させる場合
        └ mun_master_vs2017.sln … VisualStudio 2017 で動作させる場合

  VisualStudio が起動すれば、汎用的な VisualStudio でのビルド&実行方法に倣って mun_master を起動します。
  一般的には F5キー(デバッグして実行)がケースとして多いと思いますので、そちらを推奨いたします。

  ビルド&実行後、以下のようなコンソールウィンドウが表示されるのを確認し、次に進みましょう。
  



  mun_master のサーバプロセスを起動したら、続けて「mun_resolver」のサーバプロセスを起動させましょう。

  このプロセスは MUN クライアントが最初に接続するサーバで、後述する「ルーム未入室時のクライアントとの通信処理」を行なう
  mun_proxy サーバプロセスについて、「最も負荷の軽いサーバプロセスの接続情報」を渡します。
  mun_proxy のサーバプロセスを複数動作(スケール)させることにより、ルーム未入室時の対クライアント通信について
  動的かつ簡易的に負荷分散処理をさせることを可能にします。

  MUNサーバの構成上、mun_resolverは「mun_proxy起動前に、あらかじめ起動させておく」という制限がありますので、
  mun_master に続けて、ここで起動させます。
  では mun_master と同様、mun_resolver のソリューションファイルを起動しましょう。
  mun_resolver のソリューションファイルは server/cpp/mun_resolver 内に以下のように格納されていますので、
  インストールされている VisualStudio の形式に沿って開いてください。
server
  └ cpp
    └ mun_resolver 
        ├ mun_resolver_vs2010.sln … VisualStudio 2010 で動作させる場合
        ├ mun_resolver_vs2012.sln … VisualStudio 2012 で動作させる場合
        ├ mun_resolver_vs2013.sln … VisualStudio 2013 で動作させる場合
        ├ mun_resolver_vs2015.sln … VisualStudio 2015 で動作させる場合
        └ mun_resolver_vs2017.sln … VisualStudio 2017 で動作させる場合

  VisualStudio が起動すれば、汎用的な VisualStudio でのビルド&実行方法に倣って mun_resolver を起動します。
  一般的には F5キー(デバッグして実行)がケースとして多いと思いますので、そちらを推奨いたします。

  ビルド&実行後、以下のようなコンソールウィンドウが表示されるのを確認し、次に進みましょう。
  



  mun_master, mun_resolver に引き続き、「mun_proxy」のサーバプロセスを起動します。

  前述の mun_resolver の説明で少し触れましたが、mun_proxy のサーバプロセスは、ルーム未入室の状態にあるMUNクライアントに関して
  各種要求(問い合わせ)に対し適宜処理するためのサーバで、かつ mun_master に対するリレーサーバの役割を果たします。

  mun_proxy が行なう対MUNクライアントとの通信処理の中には、以下のようなものがあります。
・ 認証IDを伴うMUNサーバ接続チェック
・ MUNサーバのシステム全体に対しユニーク値を取る「MUNクライアントID」の発行手続き
・ ロビー入退室手続き
・ ルーム入室要求、および退室後のロビー再入室手続き
・ ロビーに属するルーム 一覧情報の取得手続き
・ 接続プレイヤー検索手続き
     (以上、代表的な部分を挙げており、これ以外の処理も存在します。)

  mun_proxy のサーバプロセスは「mun_master および mun_resolver のサーバプロセスが起動していること」が前提で動くことになりますので、
  必ず事前に mun_master, mun_resolver のサーバプロセスを実行状態にしてください。

  では mun_master, mun_resolver と同様、mun_proxy のソリューションファイルを起動しましょう。
  mun_proxy のソリューションファイルは server/cpp/mun_proxy 内に以下のように格納されていますので、
  インストールされている VisualStudio の形式に沿って開いてください。
server
  └ cpp
    └ mun_proxy
        ├ mun_proxy_vs2010.sln … VisualStudio 2010 で動作させる場合
        ├ mun_proxy_vs2012.sln … VisualStudio 2012 で動作させる場合
        ├ mun_proxy_vs2013.sln … VisualStudio 2013 で動作させる場合
        ├ mun_proxy_vs2015.sln … VisualStudio 2015 で動作させる場合
        └ mun_proxy_vs2017.sln … VisualStudio 2017 で動作させる場合

  VisualStudio が起動すれば、汎用的な VisualStudio でのビルド&実行方法に倣って mun_proxy を起動します。
  一般的には F5キー(デバッグして実行)がケースとして多いと思いますので、そちらを推奨いたします。

  ビルド&実行後、以下のようなコンソールウィンドウが表示されるのを確認し、次に進みましょう。
  



  最後に4つ目のサーバプロセスとして、「mun_room」のサーバプロセスを起動します。

  mun_room のサーバプロセスは、mun_proxy とは異なり、こちらはルーム入室中の状態にあるMUNクライアントに関して
  各種要求(問い合わせ)に対し適宜処理するためのサーバです。
  mun_master に対するリレーサーバの役割を果たすこともありますが、ほとんどのルーム内メッセージについて自身で処理します。

  mun_room が行なう対MUNクライアントとの通信処理の中には、以下のようなものがあります。
・ オブジェクトの同期手続き
・ 各種RPCメッセージの送受信手続き
  他にも様々ありますが、代表的な部分では上記2点です。
  MUNクライアントに対する通信比重が最も高くなるのも mun_room の特徴です。

  mun_room のサーバプロセスは「事前に mun_master のサーバプロセスが起動していること」が前提で動くことになりますので、
  必ず事前に mun_master のサーバプロセスを実行状態にしてください。
    ※ 手順としては4番目としていますが、実際には mun_resolver および mun_proxy サーバとの相関性はありませんので、
      mun_room のサーバプロセスの実行タイミング的には「mun_resolver および mun_proxy の起動前」でも問題ありません。

  では他の3プロセスと同様、mun_room のソリューションファイルを起動しましょう。
  mun_room のソリューションファイルは server/cpp/mun_room 内に以下のように格納されていますので、
  インストールされている VisualStudio の形式に沿って開いてください。
server
  └ cpp
    └ mun_room
        ├ mun_room_vs2010.sln … VisualStudio 2010 で動作させる場合
        ├ mun_room_vs2012.sln … VisualStudio 2012 で動作させる場合
        ├ mun_room_vs2013.sln … VisualStudio 2013 で動作させる場合
        ├ mun_room_vs2015.sln … VisualStudio 2015 で動作させる場合
        └ mun_room_vs2017.sln … VisualStudio 2017 で動作させる場合

  VisualStudio が起動すれば、汎用的な VisualStudio でのビルド&実行方法に倣って mun_room を起動します。
  一般的には F5キー(デバッグして実行)がケースとして多いと思いますので、そちらを推奨いたします。

  ビルド&実行後、以下のようなコンソールウィンドウが表示されるのを確認し、次に進みましょう。
  



  まず初めに起動させなければならないのは、「mun_master」と呼ばれるサーバプロセスです。

  このプロセスは MUN サーバの中核であり、接続しているMUNクライアントや、サーバ上で構成されるロビーやルームの情報を
  一括で管理するデータベースの役割を果たします。
  これ以外のサーバプロセスは(後述のmun_resolverを除き)mun_masterが起動していることが前提で動くことになりますので、
  必ず初めに起動させてください。

  また、mun_master のサーバプロセスを起動させるために、VisualStudio のソリューションファイル(.sln)を立ち上げますが、
  .NET Core の対応上 VisualStudio 2017 + 64bit の動作環境が必須です。
  ご利用されている OS が 32bitOS の場合、.NET Core 版での動作は不可能です。ご了承ください。
  また「現在インストールしているVisualStudio が 2017バージョン未満」であれば、VisualStudio2017Community など、2017年度版以降のものをご利用ください。

  では、mun_master のソリューションファイルを起動しましょう。
  mun_master のソリューションファイルは server/csharp/mun_master/mun_master_vs2017_x64.sln です。

  VisualStudio が起動すれば、汎用的な VisualStudio でのビルド&実行方法に倣って mun_master を起動します。
  一般的には F5キー(デバッグして実行)がケースとして多いと思いますので、そちらを推奨いたします。

  ビルド&実行後、以下のようなコンソールウィンドウが表示されるのを確認し、次に進みましょう。
  



  mun_master のサーバプロセスを起動したら、続けて「mun_resolver」のサーバプロセスを起動させましょう。

  このプロセスは MUN クライアントが最初に接続するサーバで、後述する「ルーム未入室時のクライアントとの通信処理」を行なう
  mun_proxy サーバプロセスについて、「最も負荷の軽いサーバプロセスの接続情報」を渡します。
  mun_proxy のサーバプロセスを複数動作(スケール)させることにより、ルーム未入室時の対クライアント通信について
  動的かつ簡易的に負荷分散処理をさせることを可能にします。

  MUNサーバの構成上、mun_resolverは「mun_proxy起動前に、あらかじめ起動させておく」という制限がありますので、
  mun_master に続けて、ここで起動させます。
  では mun_master と同様、mun_resolver のソリューションファイルを起動しましょう。
  mun_resolver のソリューションファイルは server/csharp/mun_resolver/mun_resolver_vs2017_x64.sln です。

  VisualStudio が起動すれば、汎用的な VisualStudio でのビルド&実行方法に倣って mun_resolver を起動します。
  一般的には F5キー(デバッグして実行)がケースとして多いと思いますので、そちらを推奨いたします。

  ビルド&実行後、以下のようなコンソールウィンドウが表示されるのを確認し、次に進みましょう。
  



  mun_master, mun_resolver に引き続き、「mun_proxy」のサーバプロセスを起動します。

  前述の mun_resolver の説明で少し触れましたが、mun_proxy のサーバプロセスは、ルーム未入室の状態にあるMUNクライアントに関して
  各種要求(問い合わせ)に対し適宜処理するためのサーバで、かつ mun_master に対するリレーサーバの役割を果たします。

  mun_proxy が行なう対MUNクライアントとの通信処理の中には、以下のようなものがあります。
・ 認証IDを伴うMUNサーバ接続チェック
・ MUNサーバのシステム全体に対しユニーク値を取る「MUNクライアントID」の発行手続き
・ ロビー入退室手続き
・ ルーム入室要求、および退室後のロビー再入室手続き
・ ロビーに属するルーム 一覧情報の取得手続き
・ 接続プレイヤー検索手続き
     (以上、代表的な部分を挙げており、これ以外の処理も存在します。)

  mun_proxy のサーバプロセスは「mun_master および mun_resolver のサーバプロセスが起動していること」が前提で動くことになりますので、
  必ず事前に mun_master, mun_resolver のサーバプロセスを実行状態にしてください。

  では mun_master, mun_resolver と同様、mun_proxy のソリューションファイルを起動しましょう。
  mun_proxy のソリューションファイルは server/csharp/mun_proxy/mun_proxy_vs2017_x64.sln です。

  VisualStudio が起動すれば、汎用的な VisualStudio でのビルド&実行方法に倣って mun_proxy を起動します。
  一般的には F5キー(デバッグして実行)がケースとして多いと思いますので、そちらを推奨いたします。

  ビルド&実行後、以下のようなコンソールウィンドウが表示されるのを確認し、次に進みましょう。
  



  最後に4つ目のサーバプロセスとして、「mun_room」のサーバプロセスを起動します。

  mun_room のサーバプロセスは、mun_proxy とは異なり、こちらはルーム入室中の状態にあるMUNクライアントに関して
  各種要求(問い合わせ)に対し適宜処理するためのサーバです。
  mun_master に対するリレーサーバの役割を果たすこともありますが、ほとんどのルーム内メッセージについて自身で処理します。

  mun_room が行なう対MUNクライアントとの通信処理の中には、以下のようなものがあります。
・ オブジェクトの同期手続き
・ 各種RPCメッセージの送受信手続き
  他にも様々ありますが、代表的な部分では上記2点です。
  MUNクライアントに対する通信比重が最も高くなるのも mun_room の特徴です。

  mun_room のサーバプロセスは「事前に mun_master のサーバプロセスが起動していること」が前提で動くことになりますので、
  必ず事前に mun_master のサーバプロセスを実行状態にしてください。
    ※ 手順としては4番目としていますが、実際には mun_resolver および mun_proxy サーバとの相関性はありませんので、
      mun_room のサーバプロセスの実行タイミング的には「mun_resolver および mun_proxy の起動前」でも問題ありません。

  では他の3プロセスと同様、mun_room のソリューションファイルを起動しましょう。
  mun_room のソリューションファイルは server/csharp/mun_room/mun_room_vs2017_x64.sln です。

  VisualStudio が起動すれば、汎用的な VisualStudio でのビルド&実行方法に倣って mun_room を起動します。
  一般的には F5キー(デバッグして実行)がケースとして多いと思いますので、そちらを推奨いたします。

  ビルド&実行後、以下のようなコンソールウィンドウが表示されるのを確認し、次に進みましょう。
  



  PowerShell またはコマンドプロンプトから以下のコマンドを入力することで MUNサーバが起動します。
> cd [mun_dotnet_core.bat のあるディレクトリ]
> ./mun_dotnet_core.bat startd



  PowerShell またはコマンドプロンプトから以下のコマンドを入力することで MUNサーバが起動します。
> cd [mun_dotnet_core.bat のあるディレクトリ]
> ./mun_dotnet_core.bat startr



  Mac のターミナルから、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが起動します。
$ cd [server.shのあるディレクトリ]
$ ./server.sh start



  Mac のターミナルから、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが起動します。
$ cd [mun_dotnet_core.shのあるディレクトリ]
$ ./mun_dotnet_core.sh startd



  Mac のターミナルから、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが起動します。
$ cd [mun_dotnet_core.shのあるディレクトリ]
$ ./mun_dotnet_core.sh startr




MUN サーバプロセスの停止

MUN サーバプロセスを停止し、サーバ処理を終了する

  MUN サーバの停止手順については、以下のうち各種環境に応じたパネルをクリックして、指示通りに進めてください。

  クリーンアップを行なう手順については、以下のうち各種環境に応じたパネルをクリックして、指示通りに進めてください。


  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが停止します。
# cd /opt/server/cpp
# ./server.sh stop



  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが停止します。
# cd /opt/server/csharp
# ./mun_dotnet_core.sh stop



  VisualStudioのバージョンや、C++/C#(.NET Core) を問わず、以下の動作を行なうことで、サーバプロセスを停止させることができます。
・サーバプロセスログが表示されているコンソールを閉じる
・VisualStudio上で「デバッグの停止」を選ぶ(Debugモードで起動している場合のみ)
・VisualStudio自体を終了する(Debugモードで起動している場合のみ)



  VisualStudioのバージョンを問わず、以下の動作を行なうことで、サーバプロセスを停止させることができます。
・サーバプロセスログが表示されているコンソールを閉じる
・VisualStudio上で「デバッグの停止」を選ぶ(Debugモードで起動している場合のみ)
・VisualStudio自体を終了する(Debugモードで起動している場合のみ)



  VisualStudioを使用している場合には、以下の動作を行なうことで、サーバプロセスを停止させることができます。
・サーバプロセスログが表示されているコンソールを閉じる
・VisualStudio上で「デバッグの停止」を選ぶ(Debugモードで起動している場合のみ)
・VisualStudio自体を終了する(Debugモードで起動している場合のみ)

  PowerShell またはコマンドプロンプトから実行している場合、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが停止します。
> cd [mun_dotnet_core.shのあるディレクトリ]
> .\mun_dotnet_core.bat stop



  ターミナルから以下のコマンドを入力することで MUNサーバが停止します。
$ cd [server.shのあるディレクトリ]
$ ./server.sh stop



  ターミナルから以下のコマンドを入力することで MUNサーバが停止します。
$ cd [mun_dotnet_core.shのあるディレクトリ]
$ ./mun_dotnet_core.sh stop




MUN サーバプロセスのクリーンアップ

MUN サーバプロセスおよびビルド中間ファイルを削除する

  最後に、MUN サーバのクリーンアップを行なう場合の方法について触れます。
  なお、クリーンアップを行なう必要性が発生するのはサーバシステムの移行・移管などのごく限定的な場合だと思いますので、
  通常使う分にはこの機能は不要です。

  クリーンアップを行なう手順については、以下のうち各種環境に応じたパネルをクリックして、指示通りに進めてください。


  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで、ビルド時に生成されたデータについて、
  実行ファイルや中間ファイルのクリーンアップをします。
# cd /opt/server/cpp
# ./server.sh clean



  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで、ビルド時に生成されたデータについて、
  実行ファイルや中間ファイルのクリーンアップをします。
# cd [mun_dotnet_core.shのあるディレクトリ]
# ./mun_dotnet_core.sh clean



  VisualStudioのバージョンや、C++/C#(.NET Core) を問わず、「ソリューションのクリーン」を選択することでクリーンアップが可能です。



  ターミナルから以下のコマンドを入力することで、ビルド時に生成されたデータについて、
  実行ファイルや中間ファイルのクリーンアップをします。
$ cd [server.shのあるディレクトリ]
$ ./server.sh clean



  ターミナルから以下のコマンドを入力することで、ビルド時に生成されたデータについて、
  実行ファイルや中間ファイルのクリーンアップをします。
$ cd [mun_dotnet_core.shのあるディレクトリ]
$ ./mun_dotnet_core.sh clean